2011世界書藝全北ビエンナーレ

第8回 2011世界書藝全北ビエンナーレ(2011年 10月 1日 ~ 10月 30日 (30日間))
力動
躍動の辞書的意味は、「活発で力強く動く」である
従来、伝統社会においてはもちろん、現代社会においても、書芸はあまりにも静的な芸術と見なされて来た。静的すぎる芸術と見なされて来たことが、書芸の世界舞台進出を阻む障害として作用したのかも知れない。
今こそ、書芸も世界に向かって躍動的に進む時である。そのためには、まず書芸自体が躍動性を確保しなければならない。これまで、韓国固有の身体運動(例:丹学․国仙徒など)を世界化するために、多くの努力を傾けた前例がある。しかし、そのような努力にも関わらず、テコンドーが収めたほどの成果を出すことはできなかった。テコンドーはすでに世界進出に成功している。テコンドーが世界性を確保することができた理由は、まさにテコンドーの躍動性にあったと言える。書芸が世界へ進出するためにも、ある程度の躍動性を確保しなければならないという理由がここにある。
21世紀のすべての生活には、躍動的な側面がある。もちろん、あまりに躍動的すぎるため、これからは静的な側面に移行しようとする現象も現れているが、西欧世界では今も躍動的な文化が主流を成している。現在の文化芸術の潮流、特に青年文化との調和を成すためにも、書芸の普及のためにも、躍動性を強調し、躍動的な方法を用いなければならない。書芸とテコンドー(武術)との連携、書芸と公演文化との連携など、躍動的な書芸活動を試みる必要があるのである。
以上のことから、「2011世界書芸全北ビエンナーレ」の主題を、「躍動」と設定したのである。